南米のエリザベス・テーラー
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レビュー
このCDについて 前作『デギュスタシオン・ア・ジャズ』から約1年ぶりとなる菊地成孔のセカンド・ソロ・アルバムは、旅先のブエノスアイレスから帰国後、完成させた妄想系エキゾチック・ジャズ。カヒミ・カリイをフィーチャーした『恋の面影』、『クレイジー・ヒー・コールズ・ミー』、内田也哉子がポエトリー・リーディングで参加した『パリのエリザベス・テイラー』、バンドネオンにパーカッションを加えたフェイク仕様のタンゴ『ルペ・ヴェレスの葬儀』など、「官能と憂鬱」そして「ラテン」をテーマに、東京・パリで録音された全12曲。初回限定盤は注目の映像作家・冨永昌敬監督による『京マチ子の夜』オリジナルイメージ映像とCD未発表音源2曲を収録したR−18指定のDVD付。
【アーティストについて】 1963年生まれ。音楽家、著述家。双子座のAB型。85年にサキソフォン奏者としてプロデビュー後、山下洋輔グループ、ティポグラフィカなどに在籍。現在、「デートコースペンタゴン・ロイヤルガーデン」「スパンクハッピー」という2つのバンドを主宰。坪口昌恭とのユニット「東京ザヴィヌルバッハ」でも活動している。2004年、「放蕩息子の帰還」を自ら宣言し、初のジャズ・リーダー・アルバム『デギュスタシオン・ア・ジャズ』(ewe)を発表。その発表にあわせ、ダブ・ミックス担当メンバーを擁するリーダー・バンド「菊地成孔クインテット・ライヴ・ダブ」を結成。著述家としては、2003年にエッセイ集『スペインの宇宙食』(小学館)、2004年に『歌舞伎町のミッドナイト・フットボール』(小学館)、音楽理論書『官能と憂鬱を教えた学校』(河出書房新社)を上梓。私塾「ペンギン大学」でサックスと理論を教えるほか、2000年からは映画美学校音楽美学講座主任講師を、2004年4月からは東京大学教養学部非常勤講師を務める。
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