ザ・ベスト・オブ・マリア・カラス
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曲目リスト
1.「蝶々夫人」~ある晴れた日に(プッチーニ) 2.「カルメン」~恋は野の鳥(ビゼー) 3.「ワリー」~さようなら,ふるさとの家よ(カタラーニ) 4.「セヴィリアの理髪師」~今の歌声は(ロッシーニ) 5.「ノルマ」~清らかな女神よ(ベルリーニ) 6.「サムソンとデリラ」~あなたの声に心は開く(サン=サーンス) 7.「リゴレット」~慕わしい人の名は(ヴェルディ) 8.「椿姫」~花から花へ(同) 9.「ロメオとジュリエット」~私は夢に生きたい(グノー) 10.「ラ・ボエーム」~わたしの名はミミ(プッチーニ) 11.「ドン・ジョヴァンニ」~あの恩知らずは約束を破って(モーツァルト) 12.「カヴァレリア・ルスティカーナ」~ママの知るとおり(マスカーニ) 13.「ジョコンダ」~自殺!(ポンキエルリ) 14.「ジャンニ・スキッキ」~お父さまにお願い(プッチーニ) 15.「トゥーランドット」~この宮殿の中で(同) 16.「トスカ」~歌に生き,恋に生き(同)
レビュー
Amazon.co.jp もしあなたがマリア・カラスにまつわるすべての大騒ぎの背後にある理由を知りたいのなら、このCDを買いなさい。カラスの偉大な才能は声の清らかさや、発散するものや、信頼性や、混じりけのない美しさにあるのではない。彼女の偉大さはむしろ、オペラのある特定の時代に合わせて声の色やスタイルを変えることだけでなく、自分が演じる個々の役柄にすっかりなりきることができるところにあった。このCDであなたが聴けるのは、愛する人の帰りを心の描く18歳の蝶々夫人や、まわりのものすべてを誘惑する官能的な大人のカルメンや、ボーイフレンドを諦めるくらいなら冷たい荒野に逃げ去るだろうと無慈悲な父親に告げる若々しいウォリーや、後見人の監視の裏をかこうともくろむずる賢いロジーナや、神聖な儀式を執り行う女祭司のノルマや、小さな指やそれ以外のものをサムソンに巻きつけるデリラや、すべての希望が潰え去ったとき自殺を考えるジョコンダや、夢中になったばかりの青年の名を思い浮かべるジルダや、レイプされた先祖の思いをよみがえらせ、誰のものにもならないと誓う氷のように冷たい王女トゥーランドットである。そしてあなたは彼女たち全員の存在を信じるようになろう。カラスの歌唱法はときにやや甲高くなるが(たとえばジュリエットは強勢を置かれたように聴こえる)、全体としては、このCDは16人の女性を訪れるようなもので、彼女たちはすべて興味深く、全員が偉大な歌手なのだ!(Robert Levine, Amazon.co.uk)
内容(「CDジャーナル」データベースより) オペラに興味をもった人なら,ぜひカラスの歌は聴いてほしい。1953年~64年に収録されたものから有名なアリアを集めたアルバムだが,ノルマやカルメンなど彼女の魅力を知るには欠かせない曲ばかり。こんなCDならオペラ通だって手元に置きたくなる。
From Amazon.co.uk If you want to know the reason behind all the fuss about Maria Callas, buy this CD. Callas's great gift was not purity of tone or emission, reliability, or sheer loveliness; it was, rather, her ability to change her vocal colour and style to suit not only particular periods of opera but to get under the skin of the individual characters she portrayed. Here you will hear the 18-year-old Butterfly imagining the return of her beloved; the sultry, adult Carmen seducing all around her; the youthful Wally telling her cruel father that she will go off into the cold wilderness rather than give up her boyfriend; the sly Rosina planning to outfox her guardian; the priestess Norma performing a sacred rite; Dalila wrapping Samson around her little finger and more; Gioconda contemplating suicide when all hope is gone; Gilda recalling the name of the boy she's just fallen for; and the icy princess Turandot reliving the rape of her ancestor and swearing that no man will possess her. And you'll believe them all. At times Callas's vocalism is a bit wiry (Juliette sounds stressed, for instance); but, in all, this is like a visit with 16 women, all of them interesting, and all of them great singers! --Robert Levine このレビューは、同タイトルの CDのレビューから転載されています。
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